ツボってなに?

okyu-kiso-04-0001お灸は体のツボに据えるのですが、『ツボってなに?』と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

ツボは、専門用語で経穴といいます。
『経穴 (けいけつ) とは、中医学、漢方医学、経絡学の概念で、体内の異常に応じて体表の特定の部位に対応して現れるもので指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図るものである。一般には「ツボ」とも呼ばれる。筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)におけるトリガーポイント(例えば腰痛の原因となる筋・筋膜内の好発部位)と大半が一致する。』
※ウィキペディアより引用

東洋医学では、体内を気(気力)・血(血液)・水(水分)が巡っていると考えられており、気・血・水の通り道が経絡と呼びます。
ツボは、体内の経絡でつながっています。

ツボの見つけ方

okyu-kiso-04-0002ツボを押すと気持ちがいいなんて言いますが、人はそれぞれ体型や骨格が異なるため、ツボの位置も微妙に変わります。
そのため、人体図などに書かれたツボの位置とは多少のズレが生じてしまいます。

今回は、『どうやってツボを探したら良いの?』という方のために、ご自身のツボの見つけ方のコツをご紹介したいと思います。

指でさわる

皮膚をやさしく触った時、むくんでブヨブヨしている、カサカサしている、といった具合に違和感や鈍く感じる箇所があればツボである可能性が高いでしょう。

くぼみやくすみをチェック

皮膚の表面や骨や関節のくぼみ、肌がくすんで見える部分もツボである目安になります。

指で測定する

ツボの位置は人によって異なります。
そのため、『おへそから〇センチの位置』といった探し方では万人に対応できません。
そこで、役立つのが指です。
ご自分の指の幅を使って測定することで、自分に合ったツボの位置を測定することができます。

肌のハリやしわの状態をチェック

肌にハリがなく、しわができている状態というのは「気・血・水」のうち、水が滞っているといわれています。
肌のハリやしわの状態をチェックすることで、ツボを見つける目安となります。

ツボの始め方

okyu-kiso-04-0003体にはたくさんのツボが存在します。
不妊治療の際にもツボはたくさんありすぎて、どのツボからアプローチすれば良いかわからないといったお声も頂戴いたします。

ツボは、ご自身の不調があらわれる場所です。
そのため、胃腸の不調・足の冷えなど、ご自身が抱える不調に対応するツボにアプローチするのが良いかと思います。

今回は、数あるツボの中でも比較的効果を実感しやすいツボをご紹介いたしますので、ご参考ください。

・「三陰交
足の内側、くるぶしの頂点から指4本分上にあるのが三陰交です。

女性特有の腰や骨盤まわりのだるさを解消してくれます。
また、安産や出産後の体力回復にも効果的です。

・「湧泉
土踏まずの少し上の中央部分。
足の指を曲げた時にへこむ箇所が湧泉です。

様々な不調に効く万能のツボといわれており、体力・気力を高めて体を元気にしてくれます。

ツボがなかなか見つからない場合

okyu-kiso-04-0004『なかなかツボが見つからない』『ツボが合っているかどうか不安』という方は、鍼灸師さんにアドバイスしてもらうことをオススメいたします。
お灸の効果を実感するためには、やはりツボの位置を正しくマスターすることが重要なポイントとなります。
一度プロに教えてもらうことで、ツボの探し方のコツも掴め、お灸の効果も実感できるようになるはずです。
神戸で不妊治療のためのお灸やツボのことでお悩みやご質問がございましたら、ぜひ垂水のチョウ鍼灸整骨院へお越しください。